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2021/03/22 16:25




アーユルヴェーダで春のトラブルを気軽に解消 

 

いよいよ春がやってきて、植物や動物もウキウキとした雰囲気ですが、皆さんはどうですか?
花粉症や寝ても解消されない眠さカラダの重さやダルさ、なかなかやる気が出ない・・・などといった不調を抱えていませんか?

春は、アーユルヴェーダの視点から見るとカパ(水のエネルギー)が上がる季節。

冬のヴァータ(風)の季節は乾燥や不眠、疲れ、関節痛などに悩まされがちな季節でしたが、春になるとエネルギーが移り変わり、カパが上がってくると言われています。

停滞感や眠気、プチ鬱、むくみ・・・などが気になってくる季節。今日はそんな春のトラブルを解消する体調管理法をご紹介します。


ガルシャナを取り入れる




ガルシャナとは、乾布摩擦の元と言われている、絹の手袋で行うドライマッサージ。
冬はオイルマッサージがおすすめですが、春はカラダが重くなってくるので、絹の手袋でのマッサージがおすすめです。

コツは力を入れすぎず、リズミカルにカラダの下から上へ向かって何度もさするようにマッサージすること。肌がだんだんと柔らかく、しっとりと光を帯びてくるのがわかるはず。

気持ちもスッキリと活動的になってきますよ。
専用の手袋は千円ほどで売っているのでぜひ手に入れてみてくださいね。


カパラバーディ呼吸法を取り入れる




カラダが重くなったときや午後、眠くなった時にもオススメです「光る頭蓋骨」という意味で、浄化の効果もある、と考えられていますフッフッフ!と息の音が細かく上がる、強く短く行う呼吸法です。

  1. 鼻からフ!と息を吐く。

  2. 吐くときにお腹を背に打つように激しく行う。

  3. 吸うときも素早く吸い、1秒に2回は吸って吐いてを繰り返す。

  4. 5060回ほど繰り返す短く激しく行うことで、カパのどよんとしたエネルギーに火をつけて、代謝もアップ。燃え上がる炎をイメージして、やる気が起きるのを感じてみて。


呼吸法を取り入れる際に、アロマを使うのもおすすめ。天然アロマで自然と呼吸も深くなります。

 

鼻うがいを取り入れる



花粉症の人だけでなく、春は風が強く埃っぽい季節でもあります。鼻うがいの習慣を身につけて、鼻だけでなく頭もスッキリと過ごしましょう。

鼻から喉に回して吐き出すのではなく、片方の鼻から片方の鼻の穴に流すだけ。痛くてできない、という方は人肌のぬるさのお湯に塩をひとつまみ入れると痛くないですよ。

カパのエネルギーを下げるには、心にもカラダにも刺激を与えることが大切。鼻うがいは心までシャキッとしてくれるので、ぜひ試してみてくださいね。



いつもと違う行動を意識してみる

例えば駅までの道を違う行き方にしてみる、行ったことのないお店に行ってみる。たったそれだけでも、心とカラダに刺激は起きます。周りをしっかりと見ようとしたり、ちょっとドキドキしたり。

そんな小さなことでも確実に変化は起きて、カパを下げる効果になるのです。同じ道でも、道端に咲いた花を意識してみる、看板をしっかり読んでみる、など意識を一つ一つしっかりと持つようにしてみるのも、フレッシュなカラダを作ることになるのです。


部屋をきちんと掃除する





カパが強い時の特徴に、「片付けができなくなる」ということがあります。

だんだんと頑固になっていって、モノに執着して捨てられなくなったり、整理整頓する気力がなくなったり。春だからこそ、身の回りのものをきちんと整理して、クリーンな部屋を保つことを心がけてみましょう。

それだけでも趣味や仕事へのモチベーションが大きく変わるはず。カラダも心も、あなたが思っているよりもずっとシンプルなもの。こんなことで?と思うことでも、確実に変わるのです。

小さなことを積み重ねることで、カラダの悩みは解消できるはず。心もスッキリとした状態で、春を楽しみましょう。




ライター:三野村なつめ

アーユルヴェーダ・アドバイザー。「アーユルヴェーダを気軽に毎日へ」をコンセプトにコスメブランドARYURVIST(アーユルヴィスト)を立ち上げる。https://aryurvist.theshop.jp/

レシピと体質別のスパイスキットをお届けする新サービス「整えごはん」主宰。https://totonoegohan.theshop.jp