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2021/02/17 10:00

サスティナブル、エコロジー、SDGs(Sustainable Development Goals: 持続可能な開発目標)など、エコに関する言葉を耳にすることが増えたと思いませんか?昨年から買い物袋が有料化するなど、エコバックは当たり前の世の中に変わったものの、まだまだエコ初心者という方も多いはず。

でも、心がけ一つで、毎日の少しの行動をエコに変えることは決して大変ではありません。

 

小さなエコを積み重ねて、未来の私たちの世界を救っていきませんか?





エコな行動がなぜ今必要なの??


今やエコロジーという概念は当たり前のものになりましたが、意識している人と意識していない人の差が広がっていることも事実。202010月には日本政府も2050年までに温暖化ガス実質ゼロを目指すということを目標として明確化しました。

 

このまま進むと地球温暖化で2050年には夏はなんと47度にもなるという予想もされています。CO2削減目標をクリアするためにも、エコな行動をとることが個人レベルで求められてきています。


今日から私でもできる小さなエコ


私たちは毎日生きている中で、さまざまなゴミの排出や消費を伴います。自分はエコな暮らしをしていると思っていても、意外と多くのCO2を排出してしまっていることも。次のような心がけで、自分の生活をエコにシフトしていきませんか?


朝起きてすぐにエコは始められる


朝起きたときから、エコな生活は始まります。まず起きたらすぐに電気をつけたりするのではなく、カーテンを開けて太陽の光を取り入れてみましょう。たとえ大都会に住んでいても、身近な緑や四季を感じたり、鳥の声を聞いたりするだけで、自然のありがたさを感じることができるはず。

 

また、誰もが欠かせないトイレの時間。温便座のフタは毎回閉めるだけで168g、温度設定を低くするだけでも、153g削減することができます。

 

洗顔、歯磨きなど水はこまめに止める

 

水の節水もエコの一つ。1リットルにつき、なんと0.36g削減できるのです。水を出すのにも電力を使うのです。お水の節約になるだけでなく、CO2排出を削減できるというのは意外ですよね。


洗濯でもエコを意識してみる

 

炊事や洗濯のときには流れ出る生活排水は河川を汚してしまい、海洋汚染の原因にもなっています。結果的には生態系に影響し、それを食べるヒトの体にも害が出ることに。

 

肌に優しいだけではなく、環境に配慮したエコな洗剤を選ぶのも方法の一つ。洗った後の排水まできれいにすることも責任の一つといえるのではないでしょうか?最近ではナチュラルな素材を使った洗濯洗剤、台所洗剤もいろいろと増えていて、香りなども楽しめるものが揃っています。

 

大量生産の安い洗剤を使うのをやめて、洗剤からエコを意識するのも良いかもしれませんね。


毎日のことだから食事もサスティナブルを意識して

毎日人間は食べなければ生きていけません。生産者さんからの輸送時に発生するCO2、買い物、調理、片付けに伴うCO2など、全ての過程において環境に配慮しなければならないのです。

 

でも実は、食べることに関しても意外に簡単にエコを始めることができます。


旬を意識して選ぶ

 

旬の野菜はその時期に自然の力で育ったもののこと。一年中通して見かける野菜は、その多くがエネルギーを使って温室栽培でつくられているから。

 

冬は冬の食材、夏は夏の食材と、旬を意識して買い物するなど、エネルギーのかかっていない食材を選ぶことが大切です。


地産地消を意識する

 

地元でとれた野菜、国産品のものなど、なるべく身の回りでとれたものを選ぶことも大事です。今は便利になり世界中の野菜が簡単に手に入りますが、それには全て輸送のコストがかかっていて、それに伴いCO2も排出されています。

 

なるべく、地域でとれた野菜をみんなが選ぶようになれば、輸送によるCO2排出も減らすことができるはずです。もちろんお買い物にはマイバックを忘れずに。


食材を無駄にせず、調理を工夫

 

ゴミを減らすこともエコの一つ。ゴミの焼却には多くのCO2が発生します。なるべく食材を無駄にせず、使えるところは使う、なるべく捨てる部分を減らす、ゴミの水分を良く切ってカサを減らすことも大事です。

 

調理のときには、お湯を沸かすなら蓋をしておくと、ガスの使用量が節約できるだけではなく、時短にもなり一石二鳥です。また、毎回ケトルやポットで水を沸かすのではなく、お気に入りのタンブラーや保温ジャーを使ってみるのも良いですね。


移動手段もエコに変えられる?

 

ついつい便利だからと車を使ってしまう方も多いと思いますが、車はCO2排出の大きな原因の一つ。車に1km乗るだけでCO232gも排出します。

 

今日は近いから自転車や歩きで行ってみようかな?など、交通手段にも意識を向けてみましょう。環境にも優しい小さなエコ行動は簡単に始められます。


小さな心がけから、小さなエコ活動を始めよう

 

いかがでしたか?エコロジーというと、とても大きな課題のように思えますが、それは小さな力が集結して達成できること。誰か頑張れば良いのではなく、誰も個人が少しずつ意識しなければ達成しえない目標でもあります。

 

今回紹介したように、実はエコってそんなに難しいことばかりではありません。ぜひ、少しずつの心がけで、環境に配慮したエコな行動を始めてみませんか?自分の行動がエコにつながっていると思うと、不思議と気持ちまで心地よくなるもの。あなたができることから、少しずつ始めてみてくださいね。


ライター:笹尾真波