2020/12/23 10:00

ファスティングとは食事や固形物を一定期間摂らないことにより、胃腸のリセットやデトックスをはかる方法です。健康や美容のために試してみたいと思っているけれど、方法が分からない、本当に効果はあるのかなど疑問を持っている方も多いのではないでしょうか?そこで今回はファスティングの入門編ということで、基本的な方法と注意点をご紹介します。



 ファスティングとは?

ファスティング(Fasting)とは食事を摂らないことつまり「断食」という意味です。日本ではファスティングというとダイエットのイメージが強いですが、本来の目的な一時的に食事を摂らないことで内臓を休めることです。

 

内臓を休めることで他の臓器のケアにエネルギーを注ぐことができるようになるため定期的な体のメンテナンスにもなります。また、集中的なファスティングではダイエット効果も期待できます。


ファスティングによる効果

ファスティングを行うことで次のような効果が期待できます。

・胃腸のリセット

・内臓機能や代謝がアップする

・味覚が敏感になり、食生活の見直しができる

・ダイエット、減量効果

・疲労回復

・睡眠の質の向上やリラックス効果

・デトックス効果、むくみ解消

 

ファスティングは体の機能を高めるため、ダイエットなどのために医療機関で採用され、科学論文などでもその効果が実証されているほどです。

 

ただ、ファスティングはそのやり方次第では返って身体に負担を与えることもあります。正しい方法を知った上で、安全に取り入れることが大切です。


ファスティングの基本的なやり方

ファスティングには「準備期」「ファスティング期」「回復期」の3つの期間があります。

 

準備期:ファスティングのために体を慣れさせる期間

 

なるべく動物性食品や添加物が多い食品を控えるようにして、植物性の素材を使った和食を中心に食べて過ごします。腹七分目を心がけて夕食は軽めに済ませるようにしましょう。

 

ファスティング期:一切の固形物を摂らない期間

 

いよいよファスティング本番となったら、固形物は一切食べないで過ごします。ただ、水だけの断食は初心者向けではないため、酵素ドリンクや野菜ジュースのような飲み物から最低限の栄養を補って行うと無理がありません。

 

また、ファスティング中は食事からの水分摂取が減るため、いつもよりも多めの水分摂取を心がけます。最低でも1日あたり2.5リットル以上を飲むようにしましょう。

 

回復期:通常の食生活に戻していくための期間

 

ファステインングは実は回復期が失敗の成功の分かれ道とも言われるほど大事です。急に重たい食事を摂ってしまうと胃腸に大きな負担になるだけでなく、栄養の吸収が良いためリバウンドを起こすこともあります。

 

1回目の食事は重湯やゆるめのお粥、お味噌汁の汁だけのように、流動食を選ぶようにしましょう。お粥に具材を加えていくなど、少しずつ普段の食事に戻していくことがポイントです。

 

 

なお、半日だけ1日だけのようなファスティングや、食べ過ぎた翌日などに急に行いたい場合などは、無理に準備期を作る必要はありません。明日やってみよう!というような気軽な気持ちでファスティングを取り入れても大丈夫です。

 

例えば、ファスティングに23日かける場合には、準備期と回復期を同じくらいの長さで設定する方が成功しやすくなります。


ファスティングを行う期間は?

ファスティングには半日や1日だけのような短期間で行うプチ断食から、長いと1週間程度かける本格的な方法もあります。完全に内臓をリセットして効果を高めるには3日程度食べない期間があった方がと良いとされています。

 

ただ、初心者の方が最初から長期間の本格的なファスティングにチャレンジすると失敗しやすく、体調を崩しては元も子もありません。

 

週末だけ、半日だけのような気軽なファスティングでも十分に効果があります。無理のない方法で取り入れていきましょう。


注意点

ファスティングは正しい方法で行えば基本的には安全ですが、方法と体調次第では思わぬ体調トラブルが起こることもあります。次の注意点を守って、健康的に安全に行うようにしましょう。

 

・体調が悪いと感じたら無理をせずに中止する

 

ファスティング中には好転反応と呼ばれる症状が出ることがあります。頭痛や倦怠感、眠気などが多いですが、この症状が好転反応なのか体調が悪いだけなのか判断するのは難しいところがあります。もし、体調が悪くおかしいなと感じるようならば無理せずに中止するようにしてください。

 

・本格的なファスティングは専門家の指導を受ける

 

数日間にわたるような本格的なファスティングは専門家の指導や管理の下で行った方が安全です。初心者の場合は、まずは半日、1日と期間を伸ばしていきながら、無理のない範囲で行うようにしましょう。

 

・生理前や妊娠中、体調が悪い時は行わないこと

ファスティング中は栄養やカロリーの摂取が大幅に制限され、さまざまな体調変化が起こることがあります。生理前や妊娠中など体に変化が起こりやすい期間や病気の治療中、体調が悪い時には行わないようにしましょう。


ファスティングでも身も心もクリアになろう

今回はファスティングの基本的な方法と注意点についてご紹介しました。ファスティングを行うと、内側から体がスッキリして、思考力や気持ちもクリアになります。ついつい酷使してしまいがちな内臓を休ませてあげるためにも、ぜひ定期的な体のメンテナンスとしてファスティングを取り入れてみてください。

 

ただ、ファスティングを行う際は、正しい方法を理解した上で、安全に無理せずに行うことが大切です。ぜひ、ファスティングの良さを実感してみてくださいね。




ライター:笹尾真波