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2020/12/16 10:00

一段と冷え込みが強くなってきて、いよいよ冬も本番となると、気になってくるのが「冷え」ではないでしょうか。体を冷やさないように気をつけているつもりでも、手足の冷えやお腹の冷えが改善されないという方も多いはずです。自己流で実は間違ったケアをしていることも。

 

そこで今回は冷えを徹底ケアするための「温活」についてご紹介します。

今年こそ冷え知らずの体を手に入れるため、ぜひ今日から「温活」を始めていきましょう!


どんな温活の方法がある?

温活というと、どんな方法をイメージしますか?温活といっても飲み物、食べ物、入浴などさまざまな手段があります。温活のコツと共に見ていきましょう。


衣類で保温する

身体の冷えを防ぐためには、腹巻やレッグウォーマーなどを使って体の熱を逃さないことが第一です。最近では吸湿すると発熱するタイプの下着もありますが、熱伝導性を抑えると言う意味ではシルク(絹)もおすすめです。


温め食材で体を温める

外側から温めることも大事ですが、冷えを根本ケアするためには内側からのケアが欠かせません。温め食材といえば生姜が有名ですが、薬膳や漢方の世界では生の生姜よりも乾燥させた生姜(乾姜)の方が温める効果が高いとされています。

 

また、食べ物には「陰性」「陽性」、「寒性」「温性」といった性質があり、例えば南国生まれの野菜は体を冷やす「陰性」「寒性」のものが多く、逆に寒いところで育った野菜は「陽性」、「温性」の性質を持つものが多くあります。冷えを防ぐには「陰性」「寒性」に偏らず、「陽性」、「温性」を意識的に取り入れると効果的です。

 

例えば次のような食材は体を温める性質があります。

 

ねぎ、玄米、にんにく、黒砂糖、羊肉、エビ、松の実 など


飲み物で体を温める

エコロジーの意識が高まり、常にタンブラーやマイボトルで飲み物を持ち歩く方も多いかと思います。お気に入りの飲み物が側にあるとリラックスできますよね。飲み物もできればホットで飲むというだけではなく、温め効果の高いものを選んで内側から温もりをチャージしましょう。

 

例えば、次のような飲み物は体を内側から温めてくれます。

 

紅茶、カモミール、ジンジャー、ローズマリー、ネトル、ゆず茶


冷えを芯から取り除く入浴法

冷えた体をしっかりと癒して温めるには、湯船にしっかり浸かるバスタイムが欠かせません。時間が取れるならば半身浴も良いですが、冷えきったときは全身浴で温まりましょう。温度は38度から40度くらいで10分程度の入浴がおすすめです。

 

また、体を温めてくれる効果を高める入浴剤もぜひ活用しましょう。さまざまな種類がありますが、炭酸バスは医学的にも炭酸による血行促進効果があり、短時間の入浴でもしっかり温まります。ぜひ試してみてくださいね。



適度な運動を取り入れる

冷えない体を作るためには、熱を産み出す筋肉をつけることも大切です。女性は脂肪がつきやすいため、体の熱を逃しにくいものの熱を生み出す力は不足しがちです。

 

寒い冬場は無理に屋外で運動しなくても、室内で少しヨガやストレッチを行ったり、筋肉トレーニングを取り入れてみても良いでしょう。特に最も大きな筋肉組織である太ももにアプローチするスクワットもおすすめです。




温活するとどんなメリットがある?

温活すると体が温かくなり、冷えに負けない強い体を作ることができます。また「冷えは万病のもと」とも言われるように、冷えを改善することは健康、美容にも嬉しいメリットがたくさんあります。


免疫力アップ

私たちの体を外敵から守ってくれている免疫力。体温が低くなると免疫力の用心棒でもある白血球の活動が鈍くなり、免疫システムが正常に働かなくなってしまいます。

 

冷えを改善し、体温を血流が良い状態を整えておくことは免疫力の正常化にもつながります。風邪やウイルス、アレルギーに負けない体を作っていくためにも温活を続けていきましょう。


ダイエット効果

体が冷えていると脂肪燃焼や代謝効率が落ちてしまい、太りやすくなってしまいます。逆に燃焼しやすい体を作ることで熱を自ら生み出しやすくなり、脂肪の蓄積を防ぐこともできます。同じように食べていても基礎代謝が高まれば、自然と太りにくい体に変わっていきます。温活と運動を取り入れながら、燃焼しやすい体を作っていきましょう。


女性のお悩みを軽減する

生理痛やPMS、肩こり、貧血などさまざまな女性のトラブルには「血のめぐり」が大きく関わっています。血のめぐりが悪くなると、体の隅々にまで血液が届かなくなるため末端冷え症などに悩まされるようになります。

 

女性にとって冷えは大敵です。とくに妊娠を希望している方や、女性特有のお悩みを抱えている方は、冷えの根本ケアを取り入れていきましょう。


温活で冷え知らずのからだを作っていこう

温活とは体を表面的に温めることだけではなく、内側から温めることで冷えない体を作っていくことです。ぜひ、外側から、内側からのケアで、冷えを根っこから取り除いていきましょう。

 

いままで温活を取り入れていなかった方も、自己流の温活を取り入れていた方も、今回の記事が生活のヒントになっていれば幸いです。ぜひ、今日から少しずつ温活を取り入れてみてくださいね。




ライター:笹尾真波