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2020/10/23 10:00

10月になり秋も深まってきましたね。今年は特に暑かったので秋になって涼しくなっても体がうまく順応せずに体調に変化が訪れている人もいらっしゃるのではないでしょうか。

天気も変わりやすく、夏の疲れが出てくるこの時期。アロマを生活に取り入れて、1日の疲れを癒すリラックス&リフレッシュタイムを過ごしてみませんか?




そもそもアロマとは?


「アロマ」という言葉には「香り」「芳香」という意味があります。優しい植物の香りを嗅ぐと気持ちが落ち着いたり、深呼吸ができたりした経験を持つ人も多くいらっしゃることでしょう。


「アロマ」は古くからヨーロッパでは植物を薫香させ、祈りや儀式、治療に用いてきた歴史があり、生活のそばにアロマが存在していました。日本では1980年代にアロマテラピーが紹介され、今では広く普及し、多くの人が植物の持つパワーの恩恵を受け取っています。

 

アロマは精油の持つ精神生理的作用、心理的作用を活用することで、身体の不調を整え、ストレス解消や心の状態をフラットに導いてくれます。

 

 

使用方法はたとえば、植物から採取した天然100%の精油(エッセンシャルオイル)を用いて、空間の中に香らせたり、ボディマッサージをしたり、バスタブなどに入れて使用することも。

 

空中に香らせるときはアロマディフューザーにお気に入りの精油を5滴程度垂らして、ヨガのレッスンやリラックスタイムに。

 

ボディマッサージをするときはオリーブオイルやホホバオイルなどキャリアオイル50ml10滴程度垂らしても。乾燥が気になり始める季節だから保湿とリラクゼーションを兼ねたボディタイムに使ってみるのもおすすめです。

 

芳香浴で使うときには5滴程度、水を張ったディフューザに入れて使用します。2~3種類の精油をブレンドして使うときには合計が5滴になるようにして使います。

 

もっと手軽に使いたい人は、ハンカチやティッシュに1~2滴精油を垂らして使ってみても。自分だけでアロマを楽しみたいときや、枕元に置いて使いたいときなどに手軽にアロマが楽しめますよ。


 安全に精油を使うポイント


アロマを使ううえで、正しい使用方法がわからないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。そんな方のために安全に使用するポイントをお伝えします。

 

アロマの精油は植物のエキスを凝縮しているものですので、身体に使うときにはパッチテストを行い、0.51%の濃度に希釈して使いましょう。足浴やバスタイムに使う場合には、3~5滴以下で使います。香りに酔いそうなときや気分が悪くなったときには必ず換気をすることや小さなお子様やペットがいるところでは使わないようにするなど注意が必要です。

 

アロマを正しく安全に使うことは、アロマを楽しむうえでも大切なポイントになります。リラックスタイムに精油を使って、より深く効果的な時間にするためにも、濃度や使用方法などを十分注意して使うようにしましょう。


 リラックス効果のある精油とは?


ヨガをするときにより深く呼吸したい、瞑想の時間をもっと味わいたいというときには、リラックス効果を高めてくれる精油をチョイスし、相乗効果を楽しむことができます。アロマディフューザーなどでお部屋の中に精油の香りを香らせて、リラックス空間を作ってみましょう。

 

リラックス効果があるといわれている精油は多数ありますが、メジャーどころでおすすめの精油は

・ラベンダー

・ゼラニウム

・ティートリー

です。

 

ラベンダーの香りは古くから万能なハーブとして使われてきました。優しい香りが特徴的なラベンダーの精油には鎮静作用があり、自律神経の働きを整え、不眠、イライラにも効果があるとされています。抗ウィルス作用や抗炎症作用、消毒殺菌作用も期待できる精油なので、芳香浴はもちろん普段のお肌のケアにもおすすめの精油です。

 

ゼラニウムは華やかな香りが特徴的な精油です。ホルモン分泌作用があるといわれているので、月経不順や月経前緊張症、月経痛、更年期障害などでお悩みの方におすすめの精油です。ストレスをやわらげ、落ち込んだ気持ちをポジティブにしてくれる作用があるとされていて、情緒不安定気味な時にも役に立ちます。殺菌作用や血流改善、皮脂分泌作用、収れん作用に加え、むくみの改善にも期待できる精油なので、スキンケアやボディケアに取り入れて楽しめます。

 

さっぱりとした香りが特徴的なティートリーの精油は、リフレッシュ効果が高いと言われているので、気持ちの落ち込みや無気力になっているときにおすすめの精油です。強い殺菌作用や抗菌力が高いといわれている精油なので、風邪をひきやすくなるこの季節には芳香浴などに使うと風邪の予防にも期待できます。

 

ここで皆さんにお伝えしたいのは、精油は効能を重視するよりもご自身が実際に嗅いでみて「心地よい」と思うものを選ぶことが大切です。いくら効果効能が良くても嫌な臭いと感じる場合にはリラックスやリラクゼーションを得ることができませんよね。

 

精油をいくつかブレンドして使いたいときには2~3種類の小瓶をひとまとめにして手に取り、顔の近くで円を描くようにしながら香りをティスティングします。単体で香りを嗅ぐよりブレンドしたときのイメージがわきやすくなりますよ。

 

 

アロマを知ることで、ヨガやリラックスタイムはもちろん、きっとQOL(生活の質)そのものが向上するはず。ぜひアロマテラピーを生活に取り入れてみてくださいね。

 


ライター:Tomoko Kamada